01. なんかいいことないかな
02. ぼくの味方
03. 変身
04. 一緒に帰ろう
05. 夜の海に立ち...
06. 帰り道
07. ほんのちょっと
08. 星の余韻
09. 透き通る月~弾き語り~
10. それでも来た道
2002
01. なんかいいことないかな
作詞: 柴田淳
作曲: 柴田淳
少なからずと私は歪んで 人を見る目に支障が出た
人を信じたい バカを見ないなら 夢を叶えたい 叶うのなら
確信 絶対 曖昧なこの世の中じゃ
カラカラな空き地にさえ 転がってなんかいやしない
なんかいいことないかな
この頃口癖になってきたかな
恋人いていいなと言う
さほど欲しいとも思ってないくせに
苦笑いも 様になって
胸はきしむけど…
当てもなく今日も朝はやって来て つけっぱなしのテレビがしゃべった
”今日の運勢は絶好調です! あなたの思う通りになるでしょう。”
それなら それなら… 夢見る心はまだあるみたい
悩みも疑いもない この大空を飛んでみたい
なんかいいことないかな
「ないわよ!」とありそうな友達が言う
本当にいいことないかな
どうでもいいように今日も終わってく
きっと明日なにかあるよ
胸はきしむけど…
なんかいいことないかな
この頃口癖になってきたかな
本当にいいことないかな
どうでもいいように今日も終わってく
きっと明日なにかあるよ
胸はきしむけど…
きっと明日なにかあるよ
胸はきしむけど…
02. ぼくの味方
作詞: 柴田淳
作曲: 柴田淳
かけがえのない大切な人 守ってあげたい そばにいたい
そんなふうに思える君に出逢えた
ガラスのような君だった
僕がいなきゃダメになる と思うほど気がかり
だけど こんな僕にこそ君が必要で…
夜が怖いなら 僕は月になる 窓の外からずっと見つめてる
だからそこにいて ほほえんでいて
僕の味方でいて
まっすぐな目とまっすぐな心 不器用すぎる素直さに
いつしか戸惑いも覚えたけれど
想いは愛しさに変わってた
僕には君しかいない 支えのような存在
だけど 想い募るほど不安になってゆく
雨が降ったなら 僕は傘になる 聴かせてあげる 雨音の調べ
だから消えないで ほほえんでいて
僕の味方でいて
落ち込んだ時は歌ってあげる 君の好きなあの歌を歌おう
だから行かないで 遠いところへ
僕の味方でいて
僕には君が必要だから
03. 変身
作詞: 柴田淳
作曲: 柴田淳
別れは一瞬だった こんな長く二人で歩いて来たのに
君が隣りにいること 当たり前のことではなかったんだよね
散らかす度 君に怒られてたのに
もうなにをしたって怒ってはくれない
二人じゃ狭すぎたこの部屋が こんなに広いとは思わなかった
僕が黙ってると 遠くで冷蔵庫の音だけ
静かすぎて寒いよ
無意識のうちに 僕は君と同じ人を求め続けていた
だから 君と違うトコ見つけたなら たちまち冷めてしまった
君が育てていた花に水をやる
君が消えないように ずっと 消えないように…
どうしても受け入れられないことがある
かけがえのないモノがある
それが困るなら 僕は変わるか終わるしかない
君の愛した僕を
それでも 心の片隅に隠して
僕はきっと生きてくだろう
誰と出会っても いつか誰かと結ばれようと
演じ続けてくだろう
君を忘れた僕を
04. 一緒に帰ろう
作詞: 柴田淳
作曲: 柴田淳
それだけの月日が 僕らの中 通り過ぎて
二人の足跡は 全てを物語ってるのに
ポケットの中に潜む 僕の決意は 未だ
クッキー塗れの一大事
全部受け止めるには まだまだ足りなくて
「またね。」と言う君を 今夜もただ見送るだけ
君の手を引いて 一緒に歩いて行くためにあって
この手は こうして手を振るためのものじゃないのに…
体を壊した日 いつも君がいてくれたね
出張の帰りも いつも駅で待っててくれた
「あなたに愛されてる それが私の自信。
ねぇねぇ それだけじゃだめなの?」
取り柄も何も無い こんな僕の隣で
相変わらず君は 誰より幸せな顔して
僕のこの腕は 君を守るためにあるのなら
僕は今 君を抱きしめたい
もう離したくないよ
僕のこの声は 君の名を歌うために響いてる
この胸は 君を想うため
この目は 見守るため
僕の存在は 君の生きる力になってるなら
僕は生きてるよ 永遠に
君の笑顔のために
05. 夜の海に立ち...
作詞: 柴田淳
作曲: 柴田淳
会いたいと言えたら もう会いに行ってる
愛してると言えたら 愛してるって言ってる
手をつなぎたいなら もう握り締めている
それが出来ないから こうして うたってる
あなたの心に 私の歌声が響き渡る日まで
私はここに立って うたい続ける
淋しいって言えない だから強がっている
受け止めてくれない 分かるから泣かない
一人で平気と 平気じゃないから言う
それしか出来ないから こうして うたってる
あなたの心に 私の歌声が響き渡る日まで
私はここに立って うたい続ける
あなたの心に 私の歌声が たとえ届かないとしても
この声が枯れるまで うたうのだろう
涙こぼれないように 星を見上げて
励ましてくれるような 波を聴いて
06. 帰り道
作詞: 柴田淳
作曲: 柴田淳
後悔などしないつもりだったのに…
自分を責め続けた帰り道
きっとあなたなら きっと君ならって
全てを分かってくれると信じ
心の中をしゃべりすぎたせい
誰より愛して愛されてたのに
不安で怖くて壊してしまった 二つの影
はきちがえていた 愛すという意味
別れで知るしかなかった二人
自立してたのに甘えを覚えて
依存という姿に変わっていった
気付いた今さら 何ができるだろう…
オレンジの風に背中を押されて
悲しい顔さえ許してくれない まぶしい夕暮れ
僕らはこの先 巡り逢う人に
もう少し上手に嘘をつけるかな
打ち明けず秘める孤独と強さを
僕らはどうして得ていけるのかな
月はもう出ている
07. ほんのちょっと
作詞: 柴田淳
作曲: 柴田淳
大事な順番の一番は いつもあなただった
でもあなたは私を いつも一番にしてくれない
それなりに お互いに共鳴してても 分け合えない
譲れない 奪えない 何かがあること 気付いていた
そばにいるのに取れない淋しさ あなたを全部手にできない
ほんの少しだけのあなたを 私は 心全てで愛した
胸躍るような恋がもしもあるなら それはあなたと出来なかった
毎晩泣き続けて 胸が張り裂けそうでも
哀しいくらいキレイだった あの日の恋
一枚の写真が 二人の時間を憶えている
二人が離れたって そこにある想いは止まったまま
”会いたい時に会えない関係は 必ず終わりが来るのよ。”
どこかで耳にした言葉を 私は 今もずっと忘れない
振り返ってはくれなかったあなたの後ろ姿で 息絶えたの
呼び止める言葉なら 沢山あるはずなのに
愛しいくらい黙っていた 最後の瞬間
夢見てるような恋がもしもあるなら いつか誰かと見てみたいな
思い出す度 胸が熱くなる恋じゃなくて
哀しいくらい 忘れられない恋じゃなくて
08. 星の余韻
作詞: 柴田淳
作曲: 柴田淳
幾千の愛の言葉 くれるのなら
その言葉を言い終えるまでの時間
黙って ただ隣りに座っててくれるほうが
今はずっと嬉しいけど
会えないあなたからのメールが 今日も
流れ星になって届いてる…
あなたに会えず流した涙の数を
夜空の星で数えたら 足りなくなった
仕方ないの分かるし 困らせたくはないけど
もうそろそろ限界かもよ
あなたは私が想う半分も愛してる?
側にある優しさに 負けちゃいそう
もし 今見てる星が存在しないなら
あなたが見てる星は あるのかな
流れ星に託した”もう待たないから。”
私は 淋しさの無い場所へと向かってた
09. 透き通る月~弾き語り~
作詞: 柴田淳
作曲: 柴田淳
草原に寝転んで 空に抱かれてた
僕の顔を覗いた 君は黙ってた
風に包まれて 草に隠れた僕らの影は
静かに佇む
君の瞳を 今はちょっと見るのがこわいよ
口にしなくても聞こえてくる 別れの言葉
ねぇお願い なにか言って
なんにも言わないで
僕は寝たフリをして 君を無視してた
小さくなにか言って 君は立ち去った
草を踏む音 小さくなって 聞こえなくなるまで
ずっと目を閉じてた
君の言葉と 僕をここに置いて行かないで
涙に溶けて 空も雲も歪んでしまう
ねぇ 悪い夢見てた僕を
笑って起こして
10. それでも来た道
作詞: 柴田淳
作曲: 柴田淳
満ち足りた幸福なら この世界にはきっと無いもの
それでもいつか辿り着くと すがる何か信じていた
あの人の弾く声を聴けば あの人の歌を口ずさめば
体にまとわりつく不安は 一つ一つ消えるようで
見せかけだけの夢でもいい 偽りだらけの優しさでいい
もう頑張らなくていいのよって 言ってくれないか
振り返るなと 立ち止まるなと 歩き続けて
この道の果ては 未だに 何一つ見えやしない
風の色 街のにおい 変わり始めるのが怖かった
信号待ちの人の群れに 僕はちゃんと溶け込んでいるかな
あの人の見た夢を見れば あの人の翳す太陽を仰げば
自分もあの人になれると 一つ一つ真似していた
無責任すぎる愛でもいい 一瞬で消える温もりでいい
もう泣いたってかまわないのよって 抱いてくれないか
見えないものを見えると言える 強さがあった
なぜか涙があふれても それでも来た道
振り返るなと 立ち止まるなと 歩き続けても
この世に果てなどないと 本当はとっくに 気付いてたさ