熊木杏里
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~ 囃子唄
~ ヒトツ/フタツ
~ いつか七夕
~ 戦いの矛盾








囃子唄
作詞: 熊木杏里
作曲: 熊木杏里

さっきまで高かった太陽も
胸の中に沈んだ
言葉ごと忘れてしまっても
語っているような島で
三線の音に木々の囃子
人は明るく 影の中
口をあけているままの悲しみに
願い事をつめこんでる

傷あとをねらうのは アメリカ?
それとも 我が国?
飛んではいけないひこうきを
何度も見送る 滑走路
いいこともわるいことも全て
波のようにまかせたの?

目には見えぬ大きな力が
私を小さくしてゆく
鳥が海を渡ってゆくのも
必然な出来事のように
歌声に 月の夜 酔いの席
永らうも 果てゆくも
想いにならない この心
誰かに話せば 空のよう
いいこともわるいことも全て
波の音の切れ切れに

飛んではいけないひこうきを
これから 見送る 滑走路
いいこともわるいことも全て
この島に まかせたの?


ヒトツ/フタツ 作詞: 熊木杏里 作曲: 熊木杏里 願いごとひとつ叶ったの ふたつ数えひとつ 指をからめた約束は もう叶わないけど 人を 愛を とぎれた糸でつなぐ そしていつか 夢描く線になる 遠く離れても そばにいても 支えあうことが出来るなら 願いごとひとつ叶ったの ふたつはないひとつ ずっと
いつか七夕 作詞: 熊木杏里 作曲: 熊木杏里 いつから私たちの償いは 消えていったのだろう 長い長い年月が川の石を丸くしたのだろう ふるさとなんかないと 簡単に言う人がいるけれど 一体 どこで 生まれて どこで育ってきたのだろう 今 天の川 いつか七夕 引き離されて 返事もなく戻る道もなく消えていった 私たちの失ったものは ひとつだけじゃないんだろう どうして私たちはいつまでも 無関心でいるのだろう 成れの果てに乾杯をしては 忘れてきたのだろう 決められている言葉通りには人は動くけれど ひとりひとりの自由をなにでつなげればいいの? 今 誰よりも 遠い友達 想えば近く 別れのない 夢の中でだけ やっと会える 私たちはできることさえも あきらめてみたりするけど 今 天の川 いつか七夕 ほどけた絆 同じことを くり返していることも知らない 私たちの笑いかける場所に イメージの花を咲かそう
戦いの矛盾 作詞: 熊木杏里 作曲: 熊木杏里 小さな足場を登りきるには 私は満たされすぎている 欲しい物のために我慢をするにも 私は満たされすぎている お金がないこわさを知るには 私は満たされすぎている 食べるために働く気になるには 私は満たされすぎている 働きたくても 働けない人がいて 飢えて舌をかじってる 命とお金がつながらない場所にいて お腹の中にももどれない 君は神様のすぐそばにいて どんな話を聞いているの? 誰かに想いを訴えかけるには 私は満たされすぎている それでも私は私にしか できないことがあると信じる 泣きたいときにも泣けない人がいる 涙でのどが潤うの? 心と体が別々になりながら いつか何かを叶えるの? きっと神様はひとりひとつ ちがう話を 教えてくれる いつまでも 生きてゆく