01. 君がいる場所
02. 最終ベル
03. かげぼうし
04. アンバランス
05. さよならさえも言えなくて
06. 五月雨
07. 夏の幻
08. I'm チャップリン
09. Christmas Time
10. 愛の翼
11. あたりまえだと思っているもの
© 2004
01. 君がいる場所
作詞: 木谷雅
作曲: 足土貴英
永い永い永い冬が窓を閉じて
僕は陽だまりの中
確かな希望と 僅かな温もりを
心に描いて 信じていたい
人それぞれ 旅の風に吹かれ
愛する人に出逢って
すれ違ったり 時には傷つけたりするけど
生きてく その理由に変わる
会いたくて会えなくて かけ抜けた道は長くて
立ち止まった交差点
でも頑張ってみたってまだ答えが見つからなくって
怯えながら踏み出す一歩 君がいる場所へ
期待していた未来とは違っても
僕は僕でいたいよ
優しさだけじゃ何にも守れなくて
未熟な心を黄昏が染める
ハイウェイの向こうにそびえ立つビルの隙間で
明日に向かってく太陽
ほら何だってやれるって可能性は無数にあるって
迷いながら遠回りしてくさ 君が住む街へ
過去の忘れもの手を伸ばしても届かない
胸の隙間なら未来で埋めればいいから
会いたくて会えなくて かけ抜けた日々はいつも
僕を支えてくれるよ
また頑張ってみるからずっと傍で笑っていてよ
涙の分は強くなってるだろう
ハイウェイの向こうにそびえ建つビルの隙間で
明日に向かって歌うよ
ほら何だってやれるって 可能性は無数にあるって
震えながら はじめの一歩 君がいる場所へ
春はもうそこへ
02. 最終ベル
作詞: 木谷雅
作曲: 足土貴英
大きな荷物と夢をぶら下げ
改札抜けて向かう2番ホーム
切符をポケットの中玩ぶ
生憎時間を潰すものもない
「きっと君を迎えに行くよ 何一つ保証はないけど」
いつか交わした約束を覚えているかい
いつまでたっても ひたすら待っても
君の姿が見えてこない
最終ベルが響き渡るまでに
もう一度確かめたい
あんなに昼間は暖かいのに
今夜はため息も白く濁る
わずかなポケットの小銭つかみ
迷わず選んだ熱い缶コーヒー
不意に携帯の着信音
すぐ君だとわかったよ
まず落ち着けよ泣いてちゃわからないだろう
何を喋っても君は黙って
声をふるわせて頷いた
どこにいるんだよ ここまでおいでよ
ただ今は抱きしめたい
しばらくたったら無理に笑ってる
君の姿が見えてきた
最終ベルよ響かないでおくれ
あと少し もう少し
長い長い時を越えて
ここへ辿り着いた
いつかの約束を胸に
ここへ辿り着いた
いつまでたっても ひたすら待っても
君の姿が見えてこない
何度叫んでも名前を呼んでも
ただここに君がいない
いくつになっても僕は身勝手でどうしようもない奴だけど
遅すぎたんだね もう会えないんだね 全ては変わってく
いつまでたっても ひたすら待っても
君の姿が見えてこない
最終ベルが響き渡るまでに
もう一度確かめたい
もう一度抱きしめたい
抱きしめたい
03. かげぼうし
作詞: 木谷雅
作曲: 木谷雅
oh my baby
君のこと忘れなくちゃ
無理矢理出した答ゆえ今も戸惑うよ
oh my baby
苦しいよ ひとりよがりの
恋はしないと決めたよ今さら遅いけど
離れて暮らせば何かが見えてくると思った
女々しさだけ涙と流れてく愚かもの
oh my melody
君がいない部屋は今日も
不気味なほどに静かだよ
聞こえるは蝉の声 悲しみの影ぼうし
離れて暮らせば何かが見えてくると思った
抜け殻だけ集めて嗚咽あげ崩れてく
oh my baby
僕はまた進まなくちゃ
次 会えた時は上手に笑ってられるように
all my memories
君の匂い残る部屋は
不思議な程に優しくて
聞こえるは蝉の声 愛しさの影ぼうし
04. アンバランス
作詞: 木谷雅
作曲: 木谷雅
泣かないで僕はここだよ
目をつぶって感じてごらんよ
ふたりして乗り越えていこう
立ちはだかった悩みや問題も
だましだまし過ごしてても
答えは出てこないし
恋の行く方見つめてたら
僕も涙溢れてた
だから
できるだけ遠くへあなたを奪い去って
名もない街で静かにふたり暮らしてたいな
しがらみが多くって勇気が足りなくて
想像の世界を行ったり来たりもがいてるだけさ
会いたいよ
誰ひとり傷つけないで
愛せはしないって百も承知だけど
まわり道の向こう側で
待っていてくれるの?
そんな風に信じれたら
少し強くなれそうだよ
いつだって
華奢な手のひらが甘い唇が
僕の心をギュッとつかんで離さないよ
愛しきあなたへ揺るぎない決心で
何もかんもすべて捧げることをいつか誓えたなら
平凡だっていい 平凡ぐらいがいい
アンバランスなふたりは寄り添いあって
歩いていければいい
だから
できるだけ遠くへあなたを奪い去って
名もない街で静かにふたり暮らしてたいな
しがらみが多くって勇気が足りなくて
想像の世界を行ったり来たりもがいてるだけさ
愛しきあなたへ揺るぎない決心で
何もかんもすべて捧げることをいつか誓えたなら
迎えに行くよ
05. さよならさえも言えなくて
作詞: 木谷雅
作曲: 木谷雅
洗いざらいを吐き出して
君と向かい合って話しあえばよかった
辛いことから逃げ出して
夜を彷徨って俯いては泣いてた
どんな風に伝えりゃいいのかも
分からないで独り震えてた
ああ いつも
僕は君に 君は僕に 甘えていたんだろうか
さよならさえも言えなくて
また会えるような気がして
離れていく背中を見てた
あたりまえのものなどない
気付いたとこでもう遅い
運命の人 そう決めていたはずなのに
楽しかったことばかり
思い出しちゃうんだ
笑い声がこだまする
互いに刺した棘は抜かないよ
だってこんな悲しい唄はふたついらない
見つける度 染みる度に背負ってく罪悪感だ
時に母親のような人
時に子供の瞳をした
選んだ道は正しかったかな
君に出逢えてよかった
偽らないで言えるから
幸せになってくれよ きっと 心から
自分自身が傷つくことより
傷つける方が怖かったよ
ああ いつも 僕は君を 君は僕を
本当に愛していたんだ
さよならさえも言えなくて
また会えるような気がして
離れていく背中を見てた
君に出逢えてよかった
別の道歩き出した
二人の前 相も変わらずに
明日は来る
明日が来る
06. 五月雨
作詞: 木谷雅
作曲: 木谷雅
雨模様のバス停までさ
パジャマのまま送ってくれた
あなたの姿が愛しくて愛しくて
曇り硝子窓はイタズラ
外の世界を遮るから
人差し指でもどかしさを拭い去った
両手を小さく振り続けた
最初のカーブで見えなくなるまで
あなただけいれば それ以上も以下も望まない
ゴーゴーバスがロードを走り抜けていく
五月雨よ ひとり僕の帰りを待つあの人を
どうぞ包み込んであげてくれないか
昨晩不意にあなたが見せた
重なり合う涙の理由を
僕はどれくらい受け止めてやれたのだろう
待ち続ける女の辛さ
待たせている男の苦さ
試し合うことでは何ひとつ生まれない
幼稚なルールに縛られてた
昨日までの二人にさよなら
坂道を上り下り山手通りを横切り
ゴーゴーバスよどんどん走り抜けてゆけ
五月雨がやがてサラリサラリとまたやむ頃に
信用そして信頼 少し築けたらいい
次の休みの日には
ゆっくりお出かけしましょ
約束通りに右手と左手つないで二人で
あなただけいればそれ以上も以下も欲しくない
ゴーゴーバスよロードを走り抜けてゆけ
坂道を上り下り山手通りを横切り
ゴーゴーバスよどんどん走り抜けてゆけ
五月雨よ ひとり僕の帰りを待つあの人を
どうぞ包みこんであげてくれないか
07. 夏の幻
作詞: 木谷雅
作曲: 足土貴英
たった一度きりの人生 悪戯みたいな運命
風の歌声に紛れ悪魔の恋の唄
この僕がまとってる正義がまがい物だとしても
全力であなたのすべてを守ろうとしていた
笑って茶化して大事な話題も濁して
それでも繋がっていたいと思った夏の日
あなたの心を裸足で駆け抜けた日々
短命な花火の残り火を 決して絶やさぬようにと
次々と注いでく情熱 ”愛とは違うかなあ”
膝あたりくらいまで濡らして波打ち際はしゃいで
水面に浮かんでた満月 眺めていたっけな
実はさ どこかで気付いていたんだよ
二人の恋は永遠じゃないと
子供のように甘える仕草が余計にこの胸をしめつける
神様の罠を 過ちの性を通り抜けて 甘いキスを
さよならの言葉 打ち寄せる波がさらったなら 熱いキスを
たった一人きりの部屋で 自分の胸に手あて
映画のフィルムの中の二人巻き戻していたんだよ
思い出が染みこんだリストバンド洗い流すとしても
きっとあの時の熱い想い 生涯消えないでしょう
あなたもどこかで気付いてしまったね
二人の恋は夏の幻
言葉は途切れて 涙がこぼれて
夜風がこの胸を吹き抜ける
神様の罠を 過ちの性を通り抜けて 甘いキスを
さよならの言葉 打ち寄せる波がさらったなら 熱いキスを
こんな時がいつか訪れるものと知っていたから 熱いキスを
さよなら さよなら 二度とは戻れない
出逢った場所には帰れないから
ありがとう夏の日
あなたの心を裸足で駆け抜けた日々
震える心を抱きしめた日々
08. I'm チャップリン
作詞: 木谷雅
作曲: 加藤拓也
幸福(しあわせ)に暮らしてるはずの君が
近頃よこすのは弱気なメール
モノクロの世界で僕を呼んでる
冷たい文字が物語る
そう大して何かをしてやれるわけじゃないけれど
マイナスからプラスへ導いてみたい
* もしも必要と言うなら 僕が笑わせてあげる
like チャップリン I'm チャップリン
おどけてみせる
すぐに迎えに行くから そんな冷たい場所から
抜け出して 飛び出して ここへおいでよ
「疑い始めたらキリがないだろ?
心はあくまでも生き物だ。
暗い顔してたら今に窓から
鬼がつかまえに来るぞ。」
ああ生まれて死ぬまでいったい何度くぐるトンネル
もうクヨクヨしてても出口すら見えない
まだまだ悲しいのなら 一緒に泣きわめこうか
like チャップリン I'm チャップリン
朝が来るまで
例えば塗り絵のように明るい色に染めてく
赤だって 青だって 揃えてるから
* repeat
まだまだ足りないのなら もっと笑わせてあげる
like チャップリン I'm チャップリン
夜が明けるまで
例えば朝陽のように希望の色に変わってく
君だって 誰だって 朝は来るから
09. Christmas Time
作詞: 木谷雅
作曲: 木谷雅・足土貴英
かじかんだ君の手を握りしめ
温められる男でありたいなあ
街灯が町をそっと照らす頃
予報はずれの雪が舞い降りた
「ごめん、まだ仕事がさあ 終わりそうにないや」
でも必ず急いで 会いに行くよ 君のもとへと
クリスマス・タイム 今夜はふたりで
ダンス ダンス ダンス 踊り明かそう
キャンドルひとつに孤独さえも分け合って
プレゼント 欲しがっていたスニーカー
子供みたいに無邪気に喜んだ
来年の今日もいっしょにいたいから
かかとを減らし 季節を歩いていこう
穏やかに緩やかに雪は降り積もる
そしてくたびれた世界を白く染めて夢のステージへと
silent night 曇り硝子の
holy night 向こうで待ってる
天使の魔法に囁かれて
サンタクロース 勇気を下さい
曖昧な言葉じゃなくて
何度も言わないよ ちゃんと聞いて ”愛してるよ”君のこと
クリスマス・タイム 今夜はふたりで
ダンス ダンス ダンス 踊り明かそう
キャンドルひとつに この温もり分け合って
silent night 曇り硝子に
holy night 瞬間(とき)を刻むよ
こんなに近くに感じている
クリスマス・タイム クリスマス・ラブ
何度も言わないよ ちゃんと聞いてよ ”愛してるよ”君だけを
10. 愛の翼
作詞: 木谷雅
作曲: 足土貴英
誰のために費やした my life time
すべて思い通りにはいかないもんだ
突然こらえきれなくて cry cry cry
独り抱え込みすぎた結末さ
こんなに傍に優しさは溢れてんのに
頼り方を知らず ここまで過ごして来たのだろう
いつかきっと空を飛ぶって 愛の翼を持って
たっぷり助走をとったら fly fly fly
失くしちゃったものなら全部ここにあるよと言って
両手広げてる君は smile smile smile
どこか仕事に汚された private time
次はいいことがあるって信じてるさ
涙乾かし降り注ぐ sun sun sun
虹の予感に心満たされてく
雲の切れ間 差しこむ一筋の光
すがる想い伸ばす腕はゴツゴツと不器用でも
夢の選択肢が多いせいで あれこれ欲張った
どっちつかずを切り裂く knife knife knife
飽きもせずに支えてくれる 君を守り抜くことが
現在の僕にとっての pride pride pride
あきらめてしまう瞬間(とき) そこが夢の終わりだよ
心の中渦巻いた風に乗ろう
そしていつかきっと空を飛ぶって 愛の翼を持って
大丈夫 助走をとったら fly fly fly
失くしちゃったものなら全部ここにあるよと言って
両手広げてる君は smile smile smile
11. あたりまえだと思っているもの
作詞: 木谷雅
作曲: 木谷雅
言葉以外で君に伝えるための
術を探してた
ベランダで眠れぬ夜を過ごしてたんだよ
争うために僕ら生まれたわけじゃないと話してた
ため息は白く固まって夜空へ飛んでった
愛しすぎて苦しみも伴って
傍にいるよ これからは何時でも
* あたりまえだと思ってるもの
大切にしたいと願うほど
もっとちゃんと向き合わなくちゃなあ
粉雪が手のひらに舞い降りて
5秒後に形を消していく
僕らこんな温もりを持ってまた明日へと
合わせ鏡で僕に足りないものを
映し出しとくれ
素直な君の心に憧れてるから
「風邪ひくよ」と肩にかけてくれたセーターが
複雑に絡まる気持ちを解いてく
たったひとつの約束をしよう
微笑みだけは絶やさずにいよう
ずっとずっと年老いたってさ
思いやりという糸で縫われた
デコボコだけど確かな絆
やっと愛の輪郭にそっと今触れたよ
* repeat
そしてまた明日へと